膝の裏が痛くなる症状の一つとして反張膝という症状があります。反張膝とはあまり聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと膝が反対に反っている状態をいいます。程度は様々ですがひどくなると直立した時に脚がくの字になって見えるほど反ってしまいます。
反張膝になると膝の痛みはもちろんのこと膝は体のバランスを取るのにとても重要な役割があるためその膝のバランスが悪くなってしまうことで、体のバランスが崩れてしまい、膝とは関係ないところにも痛みや影響が出てしまいます。特に影響が出やすいのが腰です。膝でうまくバランスが取れていないため直立した際に上半身の負担がかかるのが腰になるので腰痛になりやすくなってしまいます。
反張膝の影響は膝や腰だけにとどまらず骨盤が歪み、O脚になりやすくなってしまったり、他にも猫背、肩こりや首の痛み、偏頭痛なども起こすという負の連鎖が起きてしまいます。次に反張膝になってしまう原因について見ていきましょう。
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反張膝になる原因で多いのが膝に力を入れすぎることにより、膝が反ってしまいます。これはバレエダンサーやモデルの方、ハイヒールを常に履く方などに多く見られ脚をキレイに見せるため膝に力を入れてしまいその結果膝が反ってしまう反張膝になってしまいます。
反張膝になる原因は足の裏にもあります。足の指が地面につかない浮き指という症状や扁平足、外反母趾の症状がある方も反張膝になりやすくなります。足の裏が支えている体のバランスがこれらの症状によって崩れてしまいそれを補うために膝が自然と崩れてしまい反張膝になってしまいます。これは常日頃の歩き方や立ち方が崩れていくために起こります。
反張膝の治療は早期に発見早期治療が重要です。反張膝は症状が悪化すると治療にも時間がかかり大変です。まずは自分が反張膝なのかを把握することが大事です。上記のような症状や原因となっているであろうことがハッキリとしているのなら反張膝の可能性が高いです。まずは整形外科での診断をおすすめいたします。
反張膝の治療は程度によって違い、足にサポーターをつけての治療などがありますが、まずは日常生活で膝に負担をかけていることを改善しなければなりません。直立時の姿勢や歩いている時に膝に力を入れすぎないであったり、足の裏に原因があるのであればその原因となっている症状を改善していくことで反張膝も徐々に治っていきます。
何が原因でなっているのかを把握することで治療・再発防止につながりますのでまずは医師に診断してもらうようにしましょう。
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