膝の裏が痛い症状⇒【腰痛と膝裏の痛み】

 

腰痛と膝裏の痛み

腰痛と膝裏の痛みは関連が深く、腰痛が原因で膝裏が痛くなったり、逆に膝裏痛が原因で腰痛になったりしています。腰痛と膝の裏が痛い原因や症状について詳しく見ていきましょう。

■腰痛と膝裏の症状

腰と膝の裏が同時に痛みがあると様々な症状を引き起こしてしまいます。腰が痛い、重い、しびれる、体をねじる事ができない、物を持ち上げる事が出来ない。膝裏が痛い、歩行が難しい、膝が曲らない、走ることが出来ないなど私生活に支障をきたしてしまいます。

腰や膝が痛いと姿勢が崩れ、足首や股関節にも負担がかかり症状が悪化してしまいます。最も負担がかかっている状態は歩いて片足立ちの状態の時で、片足にかかる負担は実に体重の3倍といわれています。50㎏の人が歩くと一時的に150㎏もの負担が片足にかかり、それを交互に繰り返しているわけです。

腰を痛めると身体バランスが悪くなって、膝裏にかかる負担が増強し、痛みやだるさを感じます。膝裏には、筋肉、血管、神経、リンパ節などが通っている道になるので腰痛で身体バランスが悪くなると、これらの組織に異常が起こり膝裏の痛みが発症します。

膝を痛めてしまうと、必ず痛くない方の膝でかばうように歩くようになってしまい、体勢が悪く片方に重心が掛かってしまう為、腰痛(ぎっくり腰)に繋がりやすいと考えられています。

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■腰痛と膝裏の原因

腰痛と膝の裏の痛みが併発している際に考えられる原因はいくつかあります。まずは同じ姿勢で長時間い続けたり、重労働やスポーツなどにより筋肉疲労がたまっていたり、逆に運動不足で足腰の筋力が低下していたりすると腰痛や膝の裏の痛みが出たりします。

他にも血行の流れが悪い、体が硬い、加齢や肥満などにより腰や膝の軟骨が磨り減ってしまっている場合などにも同じような症状が現れます。

これらの原因は全てではありませんが、腰痛が悪化したり膝の裏の痛みが悪化すれば他の部位にも痛みやなんらかの症状が出る可能性もありますので早めの検査、治療が重要です。

■腰痛と膝裏の対処法

腰痛と膝の裏の痛みが併発しているようでしたらどちらとも治さないとまた再発してしまう可能性があります。ここでは腰の痛みを和らげる簡単な対処法について説明していきます。

腰痛での対処法
・楽な姿勢を取り、腰を休ませる。
・腰をくの字にして、横向きに寝る。
・おなかの下に座布団やクッションを入れてうつぶせに寝る。
・急な痛みの場合は腰を冷やす(アイスパックなどで冷やすことで痛みが和らぐ。ただし、長時間の冷やしすぎは逆効果になるので気を付ける事)
・慢性的な場合は腰を温める(蒸しタオルなどで温めると効果的。ただし、患部に打撲や外傷があるときは温めない事)

このような対処法は一時的に痛みを和らげるだけですので早めに病院で検査してもらい適切な処置を取ってもらうようにしましょう。

⇒ハムストリングからくる痛み

⇒膝裏の痛みの原因・症状

⇒膝が痛いときは何科の病院

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