膝の裏が痛い症状⇒【偽痛風の症状・原因・治療法】

 

偽痛風の症状・原因・治療法

膝の裏が痛くなる症状として偽痛風というものがあります。痛風は聞いたことあるけど偽痛風はあまり聞きなれない方も多いとは思います。偽痛風について詳しく見ていきましょう。

■偽痛風の症状

痛風が年齢に関係なく発症するのに対して偽痛風は60〜80歳くらいの高齢者の方に多く見られます。膝の関節部分に痛みが出やすいですが、他にも手や足、肘などにも症状がでることもあります。痛風のような激痛ではなく、痛風よりかは軽度の痛みですが、痛風のように突然症状がでます。関節部分が腫れたり熱を帯びたり、関節部の動きが鈍くなったりすることもあります。

偽痛風の症状は様々あります。関節リウマチに似ているものや変形性膝関節症に似ているもの、また無症状でも偽痛風になっていることもありますので自分で判断することは難しいでしょう。

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■偽痛風の原因

偽痛風の原因はピロリン酸カルシウムという物質が関節部分の軟骨に付着してし結晶化することで炎症を起こすと言われています。はっきりとした原因はまだわかっていませんが、加齢や遺伝、変形性関節症、関節リウマチ、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症などにより偽痛風を発症する原因と考えられています。

■偽痛風の治療法

偽痛風の診断は無症状の場合もある為、X線での診断で軟骨の石灰化が見つかり、関節液からピロリン酸カルシウムが検出されれば偽痛風である可能性が高まります。

偽痛風の治療法は主に対症療法が用いられますが、結晶を薬で取り除く方法がないため完治に繋がるような決定的な治療法はありません。炎症の痛みを抑える為にステロイド剤や非ステロイド系抗炎症剤などが用いられます。痛みが強い場合は関節内を洗浄したり、人工膝関節置換術などを行うこともあります。生活習慣改善、リハビリテーション、日常生活で膝に負担がかからないように安静にすることも大切です。早めに整形外科を受診して診断してもらう方が良いでしょう。


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