膝の裏が痛い症状⇒【オスグッド・シュラッテル病の症状・原因・治療法】

 

オスグッド・シュラッテル病の症状・原因・治療法

膝の裏が痛くなる症状としてオスグッド・シュラッテル病というものがあります。あまり聞きなれない方も多いとは思いますが、正座をしたときに膝が痛むようでしたらオスグッド・シュラッテル病の可能性がありますので詳しく見ていきましょう。

■オスグッド・シュラッテル病の症状

まずオスグッド・シュラッテル病のもっとも特徴的な症状として正座をしたときに膝が痛みます。もちろん他の膝の怪我や病気でも正座をしたときに痛むこともありますので全てがこのオスグッド・シュラッテル病というわけではありません。他の症状として運動中に膝の皿(膝蓋骨)の下辺りが痛んだりします。

症状が進行してくると安静時にも痛みが出始め、膝の皿の下が腫れてきたり熱を持ったりしてきます。初期なら運動やスポーツなどの活動中だけ痛み、安静にすると治まります。これが後期になってくると、活動後や安静時にも痛みを感じるようになってきます。

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■オスグッド・シュラッテル病の原因

オスグッド・シュラッテル病の原因は子供の骨は成長と共に骨がしっかりとしていきます。柔らかい骨から硬い骨へ、この成長過程中は骨が少し不安定な状態になります。運動などで負荷が加わったり、膝周辺の筋肉や腱の成長が骨の成長スピードに追いつかず不安定な筋骨格構造になることがオスグット・シュラッテル病の発症になってきます。

■オスグッド・シュラッテル病の治療法

基本的に手術療法を行う事はありません。幼少期における治療において手術療法は負担が大きいため保存療法や装具療法で治療をしていくのが基本となっているためです。ほとんどの場合は成長に伴って、骨と筋肉のバランスも整い、異常のある骨も硬くしっかりしてくるため痛みも徐々に消えてゆきます。積極的な治療を施すことはなく、半年〜1年くらいで自然に治癒します。ただし、患部のふくらみはそのまま残ることが多いようです。支障はありません。

痛みがひどい場合は、鎮痛剤や局所麻酔剤を使用して痛みを抑えます。痛みを抑える方法として局所を刺激しないようにし、入浴などによって局所の循環をよくする温熱療法や「大腿四頭筋」の柔軟性を高める為にストレッチ運動を行うことも有効です。また、日常生活の悪い癖(片足荷重、足組み)なども見直すことも大事です。スポーツ後や運動後のストレッチを行い、固く縮こまった筋肉を柔らかく保つように注意しましょう。

いずれにしても早めに整形外科などの病院へ行き診断してもらうことが大事ですので自己判断するのではなく、医師の診断のもと、オスグッド・シュラッテルによる痛みを治療するようにしましょう。

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