膝が痛いときの症状⇒【リウマチの症状・原因・治療法】

 

リウマチの症状・原因・対処法

リウマチとは女性に多く見られる病気の一つで、手や指の腫れ、体の関節が痛い、骨や筋肉が痛んだりこわばったりするリウマチ。その中でも一般的に多く見られるのが関節リウマチです。

昔は治療法などがまだまだ進化しておらず、痛みに耐える日々が多く続いたようですが、最近では治療薬が進化したため、初期に発見されたリウマチであれば関節の腫れや痛みなどがない状態を続けられるようになってきています。

膝が痛いときの原因としてリウマチについて見ていきましょう。

■リウマチの症状

関節リウマチの初期症状とはどのようなものか把握しておきましょう。関節リウマチの多くは30~60歳くらいの女性に多く見られ、実に男性の4~5倍も多く発症しています。リウマチは年寄りのなるものと思っていたら間違いです。10代や20代からも発病することもあります。

初期症状としては主に、朝起きたときや、寝起きの際に手足がこわばったり、微熱や倦怠感、食欲がなくなったりします。このような症状はリウマチでない病気でも出やすい症状ですので、この症状が出たからといって全てがリウマチとは限りませんが、初期症状としてこのような症状が出るということを見過ごしてしまわないように、気になるようでしたら早めに病院へ行き診断してもらいましょう。

関節リウマチという名前のとおり体の関節部分(首や肩、指、手首、股関節、膝、足首、足の指など)に炎症が起き、痛みや腫れをおこします。ひどくなると骨が破壊され指などが変型していきます。このような状態になる前に、まずは初期症状の段階で診断してもらうことが大事です。自分は違うと思わずに初期の段階で病院で診断してもらいましょう。

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■リウマチの原因

関節リウマチになる原因は実はまだはっきりとわかってはいません。関節リウマチは普通は外から入って来た細菌などを攻撃する免疫細胞が異常を来たし、自分の体の中の正常な細菌まで攻撃し、関節に炎症を起こしてしまう、自己免疫疾患です。

人から人へ感染などで移る病気ではありませんが、遺伝が原因による発病もあるとも言われていて、一卵性双生児のひとりが関節リウマチになると、もうひとりも関節リウマチになる確率は15%と言われています。身内の方で関節リウマチの方がいるからといって100%遺伝するわけではないので過度に心配する必要はありません。もちろん、自分がリウマチだからといって子供も絶対リウマチになるというわけではありませんので、心配しすぎる必要はありません。

妊娠中の方も妊娠、出産することにリウマチが問題になるわけではありませんが、薬などの影響がありますので、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

■リウマチの治療法

関節リウマチの治療とは、寛解(かんかい)と呼ばれる関節リウマチの症状(痛みや腫れ)がなくなった状態にすることをいいます。一昔前までは関節リウマチは治るものではなく痛みを緩和させるに過ぎませんでしたが、今は治療法や治療薬の進歩により寛解の状態にさせることができるようになってきました。

関節リウマチにおける寛解目標は3つあります。「臨床的寛解」関節の炎症や腫れや痛みなどがなくなり自他覚症状がなくなった状態、「構造的寛解」関節破壊の進行がなくなった状態、「機能的寛解」身体機能の障害が進行せず日常生活に不自由がない状態。この3つを目標に治療にあたっていきます。

関節リウマチの治療法として多いのは薬物治療です。最近では治療薬がとても進化しており、早期に治療をすれば症状が改善される方が多くなっています。
寛解を目指して焦らず病気と付き合っていきましょう。

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